冬の足音が近づく11月。
秋から冬へと季節が移り変わるこの時期は、
入れ歯をお使いの方にとって気を付けるべき時期です。

・気温変化による入れ歯のフィット感

11月は日中と朝晩の気温差が大きく、
この温度変化が入れ歯のフィット感に
影響を与えることがあります。

寒い朝は入れ歯の材料がわずかに収縮し、
装着時に違和感を感じることがあります。

朝の装着前に、入れ歯を少し手で温めてから装着すると、
フィット感が改善されることがあります。

また寒さで血行が悪くなると歯茎の状態も変化しますので、
部屋を適温に保ち、体を冷やさないよう注意しましょう。

工夫して最適な装着感を保ちましょう。

・インフルエンザ予防と口腔ケア

既にインフルエンザの流行に突入してしまいました。

口腔内を清潔に保つことは、感染症予防にもつながります。

入れ歯の洗浄を毎日欠かさず行い、
残っている歯や歯茎、舌のケアも丁寧に行いましょう。

また、入れ歯の不適合は口腔粘膜を傷つけ、
感染のリスクを高める可能性があります。

痛みや違和感がある場合は、早めに調整を受けるようにしましょう。

11月は年末の忙しい時期に向けて、
入れ歯のメンテナンスを行う良いタイミングです。

12月は何かと慌ただしく、年末年始は多くの歯科医院も休診します。

今のうちに担当の歯医者さんに診てもらっておくと良いでしょう。