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日々精進

2014.1.14

「どこが痛いですか?どのように痛いですか?」の問いか けには、多くの患者さんが明確に答えられません。

「なんとなく全体が痛い」、「なんとなく締め付けられる感じ」、「なんとなく違和感がある」、「なんとなくこの辺りが痛い気 が・・・」、「なんとなく窮屈だ」、 と 「なんとなく」 のオンパレードで、答えは曖昧です。
逆に患者さんが明確に 「ここが痛い」 と答えるようでは、調整がまだまだ出来ていない段階か、出来の悪い入れ歯(義歯)で あると言えます。
(当院では、)入れ歯の名医とは、患者さんの「なんとなく・・・」から口の中を観察し、「この方は何を言いたいのか」を汲み 取って調整できる歯医者だと考えます。

「なんとなく違和感がある」等の訴えを、「そのうち慣れる」で終わらせてはいけませんし、「言うとおりに削ってやるから、ど こが痛いのか言え。入れ歯のどこをどうして欲しいのか言え」と、患者さんを悩ませてしまっては駄目だとも考えます。

患者さんの”曖昧”な訴えを聞いて、実際の治療に”具体的”に反映させる事が出来るか(具現化できるか)が、「入れ歯名医」 の条件だと思います。

「入れ歯の名医」 を目指して日々精進です